タナゴコロ

よこーさん!!キスマイ。初心者。@Ttk_d

キスマイ4大ペア攻防戦〜KIS-MY-WORLD福岡9/13に行ってきたお話①

KIS-MY-WORLD福岡9/13公演に行ってきた。文字通り目の前で繰り広げられるパフォーマンスはどれも圧巻であったけれど、今回は今ツアーの「目玉」、4ペアのパフォーマンスに着目した感想を述べたい。というのも行く前にそれぞれの特性的なものをつらつら語った記事を書いたので、せっかく行ったからには直後の感想も残しておきたいなと。



まず4ペアの中で最初に登場したのは宮玉のBE LOVE結婚式。一緒に行った友人から、入る前に「情報処理が追いつかなくて次の曲の中ほどまで放心状態になる」「あれは危険」「本当気をつけて」とマジな忠告を受けたのですごく気合いを入れてたのだけれど、結果として実物を目の当たりにした私はすごく笑っちゃったという。なんかゴメンな。
でも決してバカにしてるわけではなくて、パンフのインタビューでみやっち本人が「面白いととらえるか、カッコいいととらえるか…この曲の受け止め方は見てる人にまかせるよ」と言ってくれたので正直に言います超面白かったです。何が面白かったのって言われると困るんだけど、おそらく宮玉がどこまでも宮玉過ぎてたことかなと。

彼らの彼ら2人における基本姿勢は結局内向きで、というのは悪い意味ではなく、彼らはお互いがお互いのことを分かっていればよくて、お互いがお互いのかっこいいところを引き出してあげることに夢中で、普段は7人の中で人一倍ファンへの気配りをするみやっちが玉様しか見てなくて、普段はマイペースな玉様がみやっちを引き立たせることに全力を尽くしていて。でも所々ベールの扱いが雑だったりハケ方が余韻もへったくれもなく普通に速やかだったりして。それでもそんなのお構いなしに完全な2人の世界を作りあげ、理解が追いつかない・情報処理しきれてない客を前に「みんなも俺らのこういうの好きなんでしょ?」と言わんばかりのパフォーマンス。そうそう、これこれ。これぞ宮玉。私たちが追いつけない、我々の理解の範疇を超えてくるディープさあっての宮玉だよ。結婚おめでとう。


会場内が宮玉に悲鳴を上げる中、次に出てくるのは藤横コンビ。通称わたたい。思いっきりかわいくするとの公約通り、ピンクの着ぐるみ、フードは被らず頭には…あれは猫耳?犬耳?わかんないけどとりあえず耳。お尻にかわいくハートのアップリケで「わた」「たい」。歌に合わせて踊って飛んでホネ投げて。もう本当にココは本人たちが楽しそうで楽しそうで、のびのびしまくってるのが伝わってきて感無量。終始かわいこぶりっ子するきゅるきゅるたいちゃん尻目に、時には威嚇したり楽しそうに笑ったりしっかり大口あけて歌ったり「ボクノ、オモチャ、アゲル〜〜〜〜!!!」って何事だよ!!!!!!この甘えん坊三男坊が!!

宮玉・わたたいは両方親友ペアだと以前も書いたんだけど、宮玉の宮玉におけるベクトルが内向きだとすると、わたたいは比較的外向きだなと感じた。普段の関係性は置いといて、少なくともパフォーマンスにおいては、の話。宮玉はまず第一にお互いの存在があって、結局こういうのみんなもスキでしょ☆的な、あくまでファンは後付けなんだけど、わたたいは俺たち意外とかわいいでしょ?!ほらわたかわいくない?!たいすけってこんな顔もするんだよ!見て見て!!っていう、見られてることをちゃんと意識してる感じがして、ファンが盛り上がるから彼らも楽しくなってて、彼らが楽しいから私たちも楽しい。どちらがイイとかそういうわけじゃなくて、そうかこの2ペアはこういうベクトル的違いがあるんだなと。そんなようなことを興味深く感じたところで4ペアガチンコ対決の前半戦終了。


後半戦のトップバッターはニカ千のDouble Up。打倒藤北を掲げ、自分たちの持ちうる全てのカッコイイを詰め込んだような渾身の一曲、パフォーマンス。去年の藤北FIRE!‼︎は熱いカッコ良さだったけど、今年のニカ千Double Upはキスマイの普段の攻め方とも一味違う、クールなカッコイイだったのが意外だった。千ちゃんがああいうの好きそうだなとは思ったんだけど、ニカちゃんがあそこまでやるとは。見られていることを意識し、理解し、見せるための最高のパフォーマンスをする千ちゃんと、パフォーマンス中、周りに客席があることを全く感じていないような、ただひたすらに自らのパフォーマンスで確固たる世界観を表現するという任務を遂行するニカちゃん。共に踊り、歌い、宙を舞う2人なのだけれど、この2人のパフォーマンスにおける対極の姿勢がとても面白い。そしてその対極同士があわさってこそ作り上げられる、ただただ「カッコイイ」を表現するためだけの曲。それがDouble Up。


末っ子ツインズからの挑戦状を受け取り、4ペアの中で最後にステージに上がるのは藤北の証。先程の挑戦者たちのギラギラ感なぞなんのその、ドームのまん真ん中で椅子に座ってゆっくりギターセットして、「藤ヶ谷さん(ジャン」「はい(ジャン」とかそっけない会話入れちゃう藤北。ギラギラしなくても、ずっと座って一切踊らなくても、表現できるものがある。一生懸命ギター選んで、ドギマギしながら渡して、受け取って、多分一生懸命練習して、それでも平気な顔してギター弾きながら歌ってる。センターステージから静かなさざ波が生まれ、波紋となって広がっていく。とか浸ってたらそっからFIRE!‼︎とか入れてきてまだまだ弟たちには負けねえぜっていう容赦ない気迫見せてくるから奴らは油断も隙もありゃしない。10年経って丸くなったとかお互い引くところは引くようになったとか自分が前に出ることばっかり考えなくなったとか言いながらも決してピースフルなだけじゃない、助け合うけど譲り合わないキスマイが大好きだ。


4ペアが至極4ペアらしくそれぞれの世界観を見せてくれてとても興味深かった。そして、フロント3人と後ろの4人というくくりでなくても良いとなった今、彼らは次にどんなパフォーマンスをしてくれるのだろう。どんな組み合わせで、どんな化学反応を起こしてくれるのだろう。その先に、どんな7人の未来を思い描いているのだろう。また一歩、確実に前へ進んだ彼らが目指すその先を既に期待してしまっていて、早く知りたくてたまらない。ありがとう福岡。ありがとうキスマイ。ゲッツ。

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おまけ